障害に配慮した教育 (http://wwwwp.mext.go.jp/jyy2000/index-65.htmlより抜粋)
我が国の文教施策:第6節 障害に配慮した教育
新たな課題に対応した特殊教育の改善・充実
(1) 障害の重度・重複化への対応
(2) 早期からの教育相談
(3) 職業的な自立の推進など
文部省では,新しい学習指導要領において,知的障害養護学校の高等部に教科「情報」や「流通・サービス」を新設したり,盲・聾・養護学校の専門教科・科目の内容の改善などを行いました。
(4) 交流教育の充実
文部省では,平成9年度より交流教育地域推進事業を実施し,地域や学校の実情に応じた多様で継続的な交流教育の一層の推進に努めているほか,盲・聾・養護学校及び幼・小・中・高等学校の新学習要領などにおいて,交流教育の充実を図るように規定しました。
(5) 学習障害児に対する指導
(6) 21世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究について
近年,社会の様々な分野において,障害者の自立と社会参加の一層の促進を図るため,ノーマライゼーション ※の理念を実現するような取組が進められていたり,障害のある子どもに対する教育については,児童生徒の障害の重度・重複化や多様化への対応,軽度の障害のある児童生徒や学習障害児などへの対応,早期からの教育相談,高等部進学率の上昇による職業教育,進路指導の充実などが求められています。
<ノーマライゼーション>
障害者を特別視するのではなく,一般社会の中で普通の生活が送れるような条件を整えるべきであり,共に生きる社会こそノーマルな社会であるという考え。
障害学習推進体制の整備 (http://wwwwp.mext.go.jp/jyy2000/index-52.htmlより抜)
我が国の文教施策:第1節 生涯学習推進体制の整備
文部省における取組
文部省では,(i)生涯学習の振興に関する制度の整備,(ii)地方公共団体や民間では実施困難な全国的規模の学習基盤の整備,(iii)地方公共団体や民間の支援等の取組を行っています。
生涯学習審議会は,平成2年に制定された「生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律」(いわゆる生涯学習振興法)に基づき設置された文部大臣の諮問機関です。生涯学習審議会においては,これまで次の答申をまとめており,文部省ではこれらを踏まえ,各般にわたる施策を展開しています。
(i) 「今後の社会の動向に対応した生涯学習の振興方策について」(平成4年7月答申)
(ii) 「地域における生涯学習機会の充実方策について」(平成8年4月答申)
(iii) 「社会の変化に対応した今後の社会教育行政の在り方について」(平成10年9月答申)
(iv) 「生活体験・自然体験が日本の子どもの心をはぐくむ」(平成11年6月答申)
(v) 「学習の成果を幅広く生かす」(平成11年6月答申)
また,平成11年11月には,「新しい情報通信技術を活用した生涯学習の推進方策について」文部大臣より諮問がなされ,小委員会を含め11回にわたる会合を重ね,12年6月1日に中間報告を取りまとめました。同中間報告においては,生涯学習における情報化を進め,学習者がより主体的に学習することができる環境を整備するため,(i)情報リテラシーに関する学習機会や研修体制整備,(ii)生涯学習関連施設の情報化の推進,(iii)大学等の公開講座を公民館等を通じて広く全国に提供するシステムの構築等,様々な施策を提言しており,本年秋の答申の取りまとめに向けて,引き続き検討していくこととしています。
地方公共団体における生涯学習推進体制の整備
生涯学習推進センター
各地域の生涯学習振興の拠点施設として,学習情報の提供や学習相談,学習需要の把握,学習プログラムの開発などを行う「生涯学習推進センター」の整備が進められており,都道府県立の施設だけでも,平成11年4月現在36に及んでいます。
生涯学習推進センターの具体例 http://www.lalanet.gr.jp/nlpc/(新潟県立生涯学習推進センター)より
1 生涯学習社会の背景
「人生80年時代」を迎え、情報化、国際化の進展の中で人々は新しい知識や技術を自ら習得し、社会の変化に主体的に対応して行く必要に迫られている。
一方、生活水準の向上や価値観の多様化、週休2日制・学校週5日制の普及による自由時間の増加は、人々のライフスタイルを変化させている。
このような時代変化の中で、県民の生涯にわたる学習ニーズに柔軟に対応し、それぞれの自己実現を図るため、「いつでも、どこでも、だれでも学べる」生涯学習社会の形成を理念とする総合的施策の構築が求められている。
2 生涯学習推進の意義
生涯学習とは、一人一人が生きがいのある充実した生活を送るため、各人が自主的・自発的意思によって、必要に応じて自分に合った手段と方法で生涯を通じて行う学習である。
人々は、学習することによって新しい自己を発見し、喜びを感じることができる。また、学ぶことそれ自体が生きがいとなり得るものである。そして、人々は、学習を通して仲間と互いに教え合い、励まし合って、学ぶ楽しさや喜びを周囲の人々に広げていくこともできる。
さらに、家庭や職場や地域において、人々が共に学び合い生涯学習に取り組むことは、家庭や職場や地域に活気をもたらし、生き生きとしたまちづくりや真に誇れる地域社会の形成につながることも期待される。
したがって、生涯学習を推進することは、人と人との学び合いやふれ合いを深め、それぞれの個性や能カを伸ばしながら、一人一人の人生を充実させるにとどまらず、地域文化を高め活カのある地域社会を形成し、ひいては本県の発展をもたらすという重要な意義をも持つものである。県民一人一人の生涯にわたる自主的・自発的な学習活動を促進するため、県内各市町村、教育施設を支援・援助し、本県の生涯学習の振興に資する。
学習プログラム事例集
http://www.lalanet.gr.jp/nlpc/program/H05.htm
「良寛講座」〜大愚にこだわりつづけた人生を追って〜
まとめ
今回、生涯学習について調べてみたが、初めて知ったことが1つあった。それは、生涯学習とは身体や精神的に障害をもっている人々のためだけの学習ではなく、特に目立った障害をもってない普通の人々のための学習でもあるということだった。今ごろ、こんなことを知るなんてたいへん恥ずかしい。このレポートの最初に記載したことは、身体的、精神的に障害を持った人々のための教育方針であり、次に「障害学習推進体制の整備」とあるところからは、他の人々に対する障害学習の進め方である。
最初の「障害に配慮した教育」のところでは、私は「ノーマライゼーション」という考え方にそった教育方針はとても良いと思った。障害を持った人々のためにある程度の整備は必要になると思う。たとえば、道路の整備やエレベーターやスロープを設置したり、弱者に対する環境の整備をすることによって我々、障害の特にない者に対しても住みやすい環境になり良いと思う。障害者がなんのためらいもなく、社会に出て行ける環境を整えることがこれからの課題であろう。しかし、ここで気になることは精神的障害者に対する政策である。彼らの人権を守るために差別をしてはいけないが、精神障害者による事件が最近、目立ってきているので、今までの彼らに対する政策が見直されつつある。私は彼らに対して具体的にどのような政策があるのかわからないので、ここでは私の意見は控えることにする。
次の「生涯学習推進体制の整備」に関して、私は生涯学習のもうひとつの意味を知った。この生涯学習の大切さが初めてわかった。全ての人間が完璧ではない。その不足部分をこの生涯学習推進センターで行われている催しで補うことができるのである。このセンターを学校での総合的な学習の時間などで利用されれば、センターの存在も広がるし、子供たちもさまざまな体験ができて良いのではないだろうか。
今回は、政策上の話のみをまとめた。生涯学習推進センターのみ具体例をあげたが、生涯学習の政策がどれほど地域ごとに進められているのかわからなかった。障害者が住みよい街づくりができれば、私たちも住みやすくなる。私たちはお互いに不足部分を補いながら生きている、また、生きていかなければいけないことがわかった。それだけでも今回のレポートは意味深いものだったと思う。
おわび;もし、これまでの文章の中に適切な言葉が書かれていなかったらお詫びしたい。私なりに言葉を選んで書いてみたつもりなのだが、もし不適切な言葉使いがあったら知らせてほしい。